たかおのビオトープ

思いついて、やってみたことを書いています。

色づくモミジと落ち葉対策

 こんにちは、たかおです。今回は池の落ち葉対策をしたというお話です。毎年同じようなことをしていましたが、少しやり方を変えてみました。

これまでのやり方

 たかおのビオトープのカメトープはサクラとモミジの下にあります。落ち葉や花びらが池にたくさん落ちると、水の富栄養化から水質悪化に繋がると考えて、できるだけ池に落ち葉が入らないように水面近くにネットを張っていました。

 落ち葉が貯まると重みで水に浸かってしまいます。すると落ち葉に貝が引っ付いてきます。見た目も無残な姿になります。棒を置くのも意外と面倒くさいし片付けもまた手間が掛かるというか、気が乗りません。というのも、秋から春までの間は、トンボが産卵に来るわけでもないし、カエル達も冬眠中で、水中の生き物にしてもネットがあってもほとんど影響がないから、片付けの作業はなかなか腰が重くなるのです。

サクラの次はモミジ

サクラ、イチョウの落葉が終わり次はモミジになります。モミジはカメトープ1号池の上になります。だいぶ紅葉が進んできました。

手間を省く

 少しでも手間が省きたいので、1号池の隅に杭を4本打って高さを確保して落ち葉がネットに貯まっても水に浸からないようにします。昨年の今ごろ伐採した竹も利用します。作業は現場合わせの超適当です。

ネジで杭にサドルバンドを固定して竹を通すだけです。実はサドルバンドはサイズを間違えて購入した使い道のなかったもので、使い道が見つかってよかったです。

網の目が細かい防風ネットを使います。葉っぱがサクラより小さいこともありますが種も一緒に落ちてくるからそれもキャッチします。ネットを竹に1周まいてクリップで挟むだけの簡易固定です。

 反対側も同様にして完成です。杭の設置は多少の手間がかかりましたが、ネットの設置は以前より簡単にできました。片付けはどうかわかりませんが、手間が掛からなければ2号池にも採用しようと思います。

イチョウの中のモミジ

 イチョウの落葉がしたのに合わせて、その中でモミジが真っ赤に染まっていました。オレンジと赤のグラデーションも綺麗ですが、この真っ赤なモミジもいい感じです。ま、若い木ですので、草刈りの際には間違って切らないようにしないと。イチョウの中にこんなモミジを増やしたいと思いながら、今年はまだモミジを植え付ける作業ができていません。春が来る前に植え付けたいです。

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お読みいただきありがとうございました。

ニホンヤモリとアカハライモリとシロマダラ?を冬眠から起こした話

こんにちは、たかおです。

今回は、作業中に冬眠中の生き物を起こしてしまった話です。驚きの発見もありました。

ニホンヤモリ

 倉庫の片付けをしていたらシートの隙間から冬眠中のヤモリを発見しました。寝起きのヤモリの動きはとてもゆっくりで、手の上に載せて写真を撮ることができました。

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 冬眠を起こしてしまったヤモリはもう1匹いたようで、小さな可愛いヤモリがヨチヨチ歩きをしていました。
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 2匹まとめて以前作ったヤモリトープに入れてみました。ヤモリトープはその時の気分で思いつくまま制作設置して時々覗いてましたが一度もヤモリの姿を見たことはありません。

 

ヤモリが入った初のヤモリトープの写真が撮れました。

アカハライモリ

 新しい池で使う石を集めていたら石の隙間から、なんと冬眠中のアカハライモリを発見しました。池から30m位は離れていて日陰ではあるものの、まったく水っ気の無い場所です。

 最初は赤いゴミかと思ったのでイモリと分かった時にはとても驚きました。

冬眠中のアカハライモリ

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 たかおのビオトープでは、梅雨の頃カメトープ1号池2号池に現れることがあります。どこからやってくるのか、お隣さんの池からやってくると思っていましたが、乾燥する季節にこんな場所で見られるとは思いませんでした。写真を撮って元に戻して軽く埋めておきました。

シロマダラ

 イモリを戻して作業を続けていると、げげげっ、今度はヘビ。私はヘビが苦手です。若い頃ヘビをイジメて、とても苦い経験をしました。それからマムシだろうがヤマカガシだろうが、どんなヘビでも殺しもイジメもしないことにしています。
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 そのままにしておいたら、寒かったのか、しばらくして下に潜って行きました。動画を撮りましたのでヘビ好きな方はどうぞ。

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 どうも気になったので家に帰って調べてみたら、シロマダラというヘビのようでヤモリ等の爬虫類を食べるとされています。幻のヘビ、という言われ方もしているようですが、絶滅危惧種とか天然記念物とかそういうわけでもなく、いるところにはいる、無毒のヘビのようです。

おまけ

 おまけはツチイナゴです。今日までずっと、これをトノサマバッタだと思っておりました。イナゴではないからトノサマバッタだと早合点。よくよく調べてみると、トノサマバッタとのよくわかる違いは、目の下の模様で、泣いているような模様があるのがツチイナゴというとても分かりやすい解説がありました。トノサマバッタにはそのような模様がない。とても分かりやすいですf:id:nature-n:20231209170104j:image

お読みいただきありがとうございました。

 

倉庫横に休憩場所をDIYで作ってみる その2

こんにちは、たかおです。休憩場所作りの続きで屋根まで完成したよという話と、おまけはカマキリの卵と柚子です。

2週間がたち、イチョウの黄葉が進みました。倉庫にのっかったイチョウも色づきました。

イチョウの黄葉

倉庫の上のイチョウの枝を除去

 前回、剪定したイチョウの枝が倉庫の上に載ったままなので屋根を張る前に除去しました。安全第一で無理をせずに、何回かに分けて切断します。時間がかかりましたが無事に作業を終えました。

垂木にクレオパワー

 垂木は予算を削り少し薄い杉材にしました。防腐のためにnいつものクレオパワーで塗装します。色は高級そうなウォールナットですが、値段は変わりません。水性なので匂いも少なく片付けも楽でお勧めです。色もいい感じになりました。木材の色そのままにしたい方用に無色もあります。

金具をブラックブラウンで塗装

 垂木を単管に接続するのに以前は垂木クランプを使いました。これは便利ですが1つ200円程度します。今回は単管用に40ミリのサドルバンドという金具を使いました。これなら5個で200円です。頻繁に取り外ししないものであれば、こちらで十分かと思います。垂木1本につき2個使うので20個用意しました。

 このサドルバンドは亜鉛メッキなので「非鉄金属の塗装前に」をスプレーして一つ一つ、ブラックブラウンで塗装しました。

 取り付けはビスを電動ドライバーを使って締めます。垂木を等間隔に45センチピッチに配置します。今回の場所は強い風が吹き込むことはあまり考えられないので問題ないと思います。風が強く吹くところでは30センチほどにした方がいいようですね。

あかり採りの取り付け

 屋根張りに取り掛かろうとした時、あかり採りを付けるのを忘れていたことに気が付きました。屋根張り後ではどうしようなかったので、ぎりぎりセーフです。使う材料は数年前に購入していたヒシ波ポリカです。

 茶色透明の両面が耐候になっています。片面がつるつる、もう片面がざらざらです。壁に使ったペンキのブラックブラウンはマッド(艶消し)なので、ざらざら面を外面にします。波板の長さでは、休憩所の枠組みと倉庫を繋げた単管が邪魔になります。わかっていましたが悩ましい。ヒシ波ポリカを切ることも考えましたが、余っていた単管を使って接続方法を変更しました。

 枠組みと倉庫との接続の剛性が多少弱くなりましたが、これで進めることにしました。もともと取り付けてあるトタンはプロ(業者さん)がつけたもので金物で打ち付けてあります。素人の私には同じようにはできません。悩んだ挙句、耐性のタイラップで取り付けることにしました。1本では長さが足りないので2本つなげて使いました。

ポリ波板の貼り付け

 いよいよ屋根の取り付けです。波板の在庫を並べてみて、買い足しや加工が必要かどうか確認すると、今ある材料で足りて加工も不要でした。土がついて汚れているので軽く水洗いしてから作業に入ります。

 屋根張りで使用する道具は、波板に穴をあける「波板キリ」、波板を垂木に止める「かさ釘」、それを打つ、金づちです。
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今回の場合、波板1枚につき使うかさ釘の数は、3本×5列で15本。波板が6枚なので90本です。穴を開けるのが大変でした。黄葉したイチョウを見ながら休憩しました。
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よろしかったら、たかおのビオトープイチョウの黄葉をどうぞ。そういえば、今日、見知らぬ方々が3組ほどイチョウを見に来てました。喜んでもらえると嬉しいものです。なにもしてませんが。。。

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ブラックブラウンで塗った単管とサドルバンド、クレオパワーのウォルナット色です。ビスはまたの機会に塗ろうと思います。f:id:nature-n:20231126190245j:image

かさ釘は波板の凸部に打ちます。これで水が入りません。垂木が薄いのでかさ釘が突き抜けてます。自分の身長では影響ないですが、念のため金づちで叩いて曲げておきました。こうして波板、6枚張り終わりました。波板が白くなっているのは紫外線による劣化です。保管状況があまり良くなかったようです。
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遮光ネットで紫外線対策

 このポリ波板は紫外線には強くないので延命目的で遮光ネットをかけます。在庫が無いので新たに購入しました。

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ホームセンターには75%カットと90%カットがあり、安い75%にしました。屋根の大きさは縦3m横4mなのでカットして、タイラップで連結してから屋根に掛けました。
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取り付けにもタイラップを使用して壁色のブラウンブラックとの統一感も図れて一石二鳥です。
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未塗装のところは、その3で手を着けようと思いますが、少し先になりそうです。

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休憩場所が一段落しました。イチョウの葉が落ち切ったら池作りを再開しようと思います。

おまけ

 柚子が色ついたので収穫しました。昨年の剪定が悪かったようで、今年はこれだけです。柚子の木にはトゲがあり収穫の際は少しストレスを感じます。まぁしょうがないですけど。

柚子の収穫しているとカマキリの卵が3つありました。そのうち2つを採ってきました。来春、久しぶりに観察してみようかな。

 

お読みいただきありがとうございました。

倉庫横に休憩場所をDIYで作ってみる その1

こんにちは、たかおです。

今回はDIYで屋根付きの休憩場所を作り始めたという話です。

 カメのためのビオトープ(いまだカメはいませんが)の1号池、2号池を農作業の休憩がてら突っ立って池の様子を見ることが多いです。そちらはスペースも少ないうえ道路も近く、たまにとおる通行人が気になりました。

 現在製作中の新しいカメ池、カメトープ.Zと倉庫の間に、池の様子を見ながら休める休憩スペースを作ってみようと思いつきました。

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休憩場所は自分なりに快適な空間にしたいと思います(できるかは分かりませんが)。

倉庫のペンキ塗り

 倉庫は、祖父が業者さんに頼んで作ってもらったもので鉄骨とトタン で作られています。私の記憶では築40年程度。その後、父が窓?をつけていました。屋根は十分に錆びていて雨漏りはしないものの、サビ汁で横のトタン に色がついています。最初に横のトタン を塗ることにしました。

材料と道具

 トタンの汚れを取るのに金属ブラシと保護メガネ、ペンキを塗るのにゴム手袋と刷毛と脚立を用意しました。刷毛と脚立以外は100均です。刷毛はホームセンターの少し300円のもので使い古しです。

 都会にあるお洒落なカフェをイメージして艶消しのブラックブラウン色のペンキを購入しました。久しぶりにホームセンターのペンキコーナーに行きましたが艶消し(マッド)の種類が増えた印象を感じました。

脚立に登って塗って、降りて脚立を動かして、を繰り返して大変ですが安全第一で少しづつ塗ります。 f:id:nature-n:20231015170556j:image

取り付ける屋根より上になるところだけ塗ってペンキ塗り完了です。

明かり取り

 トタン が一枚剥がれている箇所を活かして、上段のもう1枚剥がして倉庫の明かり取りにします。電気がないので倉庫内の作業で日光はありがたいです(写真奥の小さい穴は強風で吹き飛んでそのままに)。

トタン を剥がしたところは、茶色のポリカ波板をはめ込むつもりです。

枠組みを作る

 休憩場所の構造ですが以前作った薪棚を参考にします。薪棚を作って3年ほど経ちますが、大きな問題が発生しておらず私には珍しい成功事例です。

nature-n.hatenablog.com

 

 倉庫に眠っていたポリカ波板と単管を使います。単管は4.5mが3本、2.5mが2本、2mが1本、1mが4本です。たかおの太陽光発電所を解体した際に不要になったものもあります。長尺物は買って持ってくるのが大変そうだから、極力切らずに長いまま使おうと考えました。

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仮で枠を組んでみると軒が深く格好よくなりそうです。池側に1mの単管で柱を建てます。
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基礎の設置

 薪棚は薪の重さがかかるので基礎はコンクリート平板の上にプレートを付けた単管を直置きしただけでした。今回はそのようなおもりな無いので、単管用のコンクリート製の基礎ブロックを4つホームセンターで購入しました。1つ1,500円以上しましたが、大事なところなので致し方ありません。

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柱を垂直に立てたいので基礎の下に砂利を敷いて垂直になるように微調整しました。
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写真左が調整前で柱が右に傾ているのが、調整後は、概ね垂直に。

仮組を進めて行くと問題が発生します。
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 軒が長い枠組みの設計に無理があったようで倉庫から離れる方向に力がかかってしまい仮組で基礎が耐えられず倒れてしまいます。3回やってもやっぱり倒れてしまいます。なんとか頑張って運よく完成したとしても強風でぶっ飛ぶかも、なんて予感がしたので迷わず計画変更します。

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 軒を短縮しますが、軒下に池の一部を入れることは譲れない。ほんの少しだけも入るようにする代わりに、長い単管を切ることにしました。単管の切断は、マキタの電動レシプロソー(のこぎり)で行ました。元々は伐採した樹木の解体用に購入したのですが、刃を変えれば単管も簡単に切れました。とても重宝しています。

 基礎はより頑丈になるように穴を掘って埋めることにしました。

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プロが建てた倉庫に頼る

 さらに強固にするためにプロが建てた倉庫と枠組みを繋げて頼ることにしました。これで屋根が重みで倉庫から離れそうとする力にも余裕で耐えられるようになりました。これも単管を切って作りましたが、電動レシプロソーが重宝しました。

枠組みを組んでいると安心感がまるで違いました。これで枠組みは完成です。
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枠組みのペンキ塗り

 単管の枠組みをトタン と同じペンキで塗ります。単管は亜鉛メッキされていて新しいメッキではペンキが綺麗にのりません。亜鉛メッキの塗装の前段階で、「非鉄金属への塗装前に」圧着スプレーをしました。やはりペンキがのりにくいクランプにもスプレーして、余裕をみて2時間ほどして塗装しました。

塗装が完了しました。
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屋根を張る前に

 周りには色づき始めたイチョウがあります。屋根を張る前に近くのイチョウを伐採することにします。池づくりの作業上も遅かれ早かれ切ろうと思っていました。高枝ノコギリで枝を落としてマキタレシプロソーで解体です。

 

 落とした太い枝が倉庫の屋根に落ちてしまいました。休憩所の屋根を張る前でよかったです。今回は時間の都合でここで終了です。次回、この枝を撤去してから休憩所の屋根を張ろうと思います。

Before After

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お読みいただきありがとうございました。