こんにちは、たかおです。
先日、剪定して出た枝をチップにしようとした際、チッパーの調子が悪く途中断念しました。
チッパーは山形県のカルイ工業というメーカーが製作したもので今では同型は製品ラインナップから消えておりました。
今日は1年ぶりにメンテをして無事にチップ作業まで終えることができました。
目次
1 ロビンエンジンEH30D
チッパーのエンジンは富士重工製のロビンエンジンEH30Dというものでした。
富士重工というのは今でいうスバルです。このエンジンは汎用性が高いらしく、いろいろな機械に使われていたみたいですが平成29年に製造中止になっていました。
なお一層「大切に使いたい」という気持ちなりました。
今日はエンジンオイルの交換、エアクリーナーの交換、チェーンの清掃と注油をしました。
2 エンジンオイルの交換
エンジンオイルは人間でいう血液の様なもので、とても大切です。
オイルの種類は季節によって違いがあって、シールにはSC級以上、SAE#20とか30とか書かれていますけど、SAE#20のオイルはお店で見つけられませんでした。
倉庫から15年以上前であろう使い残しの車用のエンジンオイルが見つかったのでそれを使うことにしました。SLの文字があるので多分SC級以上でしょう、きっと(自己責任)。
驚くことにロビンエンジンには、オイルを抜く穴と入れる穴が左右1個ずつあります。
いろいろな機械に使われることが理由でしょう。
さて、1年前、オイル交換した際には入れたオイルは0.3Lでした。
というものエンジンに刻印された0.291リットルの文字をみて、てっきりオイル量だと思ってしまいました。
それにしても数字が細かいな、なんて思ってましたが。。。
はい、それはおそらく排気量 約300CC だと気づきました。
それはそうと、中型バイク並?そんなにあることにびっくりです。
ネットでこのエンジンの取説を見つけることができました。
オイルを入れる量の正解は1.2Lでした。
1.2L必要なのに0.3Lしか入れなければエンジンの調子も悪いのも当然です。
使用したオイル(左)と(右)中央ドレン穴の右に書かれたEH30Dの下の0.291ℓ
最後まで出し切るまでのんびり待ちます。
3 エアクリーナー
エアクリーナーは人間でいう、鼻毛、鼻水みたいなものです。体(エンジン)内に入る空気の埃や塵をキャッチします。
既に製造中止になっているためか、ロビンエンジンEH30用のエアクリーナーがネットでも見つかることができませんでした。
なので、今ついているもののサイズを図りそれに近いものを購入しました。
実物が届くまで心配でしたが、ぴったりだったので安心しました。
ロビンエンジンEH30Dには
EY25-2/EY35/EY40 用に売られていた
スバル ロビンエンジン純正部品 エアクリーナーエレメント(サイクロン)
207-32606-18
が流用可能でした。
ヒダヒダのフィルターと奥のスポンジがセットになっています。
これまで使用していたものはスポンジが無くなっていました。
4 チェーンの清掃と注油
カルイチプスタ―は木を粉砕するハンマーに、エンジンの力を伝えるのにチェーンを使っています。
人間でいうと筋肉?
例えに少し無理があるので、自転車のチェーンが錆びてくると重たくなって漕ぐのが嫌になるように足(エンジン)の負担になります。
それ用に近所のホームセンターに行くと、数量限定でセット品(約1,000円)がありました。
すぐに買い物カゴに放り込みました。
少し冷静になって、単品の値段を確認すると、それぞれ約800円でした。
「こんなに安くていいの?ありがとう」と心の中でお礼をいいました。
チェーンの清掃なんて、自転車以外やったことがありませんが、太いだけで要領は同じです、たぶん。(自己責任)
チェーンクリーナーをたっぷりチェーンに吹き付け、ブラシでこすり、雑巾で汚れをふき取り、チェーンルブで注油をします。
違いがあまり分かりませんが、一応きれいになりました。
5 カルイチプスタ― 蘇ってチップ完了
メンテに午前を費やした結果、カルイチプスタ―が蘇りました。
午後にチップ作業にかかり予定したチップ作業が完了できました。
今回は3時間の作業で燃料は3リットルでした。
出来たチップをかぶ島(かぶとー)1号に補充しました。
今年の夏にカブトムシの産卵があるといいです。
お読みいただきありがとうございました。