たかおのビオトープ

思いついて、やってみたことを書いています。

カメトープを脅かすヤツを捕まえるために狩猟免許をとってみる(受験編)

 こんにちは、たかおです。カメのためのビオトープ(まだカメはいませんが)に夜になると人目を盗んでアライグマやハクビシンがやってきます。これでは安心してカメをカメトープで飼えません。どうにかしたいなと思って狩猟免許(ワナ)に挑戦することにしました。

 

1 狩猟免許って?

 狩猟っていうとハンターのイメージありますよね。鹿やカモ等を猟銃で”バーン”と仕留めます。では、アライグマやハクビシンを猟銃で”バーン”とやるの?というとそうではなくワナで捕まえます。で、ワナを使うにも免許が必要となります。段違いの危険度の高い猟銃とは免許の種類が異なっています。

 

2 狩猟していい動物が決まっている

 僕はこれまで絶滅危惧種の鳥は撃っちゃダメとか、天然記念物に指定されている動物は捕まえちゃダメとか、のように狩猟しちゃいけない動物が決められていると思っていました。でも実際は逆でした。つまり狩猟していい動物が決められているのです。アライグマもハクビシンも狩猟していい動物になっています。

 

3 狩猟免許の受験対策

 都道府県によって違うかもしれませんが僕の住む地域では年に2回試験があり、自分の住む地域を所管する都道府県の林業系事務所が窓口になっていて申し込みます。受験対策として書店で本を買って勉強する方法や、山林協会等が主催する勉強会に参加する方法があります。僕は山林協会が主催する勉強会に参加しました。

 

4 狩猟免許の山林協会主催の勉強会

 勉強会の会場は満員です(コロナ前)。ジビエの影響でしょうか、若い人が意外と多い、女性も意外と多いということで、まさに老若男女問わずといった感じでした。多少の参加費はかかりますが写真の図書と豪華なお弁当、充実した講義内容(褒めすぎかな)で参加してよかったです。

 講義は警察等の行政からのありがたいお話と、猟友会の方が講師を務める現場のお話と受験対策です。途中から猟銃を使う人とワナの人と別れて受講となりました。重要ポイントを丁寧に教えていただけるので蛍光マーカーペンは必須です(。

 特に狩猟していい動物を見分ける問題では絵を使った設問となりますが、現場で間違えるわけにはいかずとても重要です。また、実際のワナを使ってワナの原理や仕掛ける方法も教えてくれて、実際に仕掛ける練習もできました。

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協会主催の勉強会のテキスト

5 狩猟免許の受験当日

 勉強会から受験当日まで時間があります。早くやっても忘れるからと思っていたら気づけば試験は数日後、慌てて勉強会でのマーカー箇所を見直して受験しました。試験会場までは車で1時間、余裕をもって家を出ました。午前中は筆記。お昼休みにその合否が発表され、合格した人だけ午後の実技を受験できます。

5.1 狩猟免許の筆記試験

 筆記問題は勉強会の重要ポイントが的中でした。試験途中でも途中退席が認められていましたので、時間を半分以上を残してぱらぱらと退席する人が出始め、筆記試験時間最後まで残った人は自分も含めざっと2%ぐらい?ほぼほぼみなさん途中退席されてました。

5.2 狩猟免許試験の昼休み

 昼休みは試験会場の近くの食堂で昼食。その後は近くのホームセンターを散歩しながらDIYのイメージしていました。会場に戻ると筆記試験の合格者の受験番号が掲示されていました。無事通過。抜けている(不合格の)受験番号もちらほらありました。

5.3 狩猟免許の実技試験

 午後はグループに分かれての実技試験です。狩猟の可否の問題で勉強会で見た絵が出されました。しかし、いくつか、ど忘れ。冷や汗がでます。ワナについては、ちゃんとしたワナか、違法なワナかを問われます。あれ、これ勉強会にあったか?寝落ちした時か?などとまた冷や汗。最後に、罠をちゃんとセットできるか、セットできればOKという試験。あれ、うまく引っかからない。焦る心を落ち着かせグループのみんなが終えている横で、なんとかセット完了し一安心。

 

以上での運転免許証以来の資格試験が終了しました。結果はまた後日報告いたします。